ひきこもり

引きこもりの子供にはネットゲームをやらせろ

  1. HOME >
  2. ひきこもり >

引きこもりの子供にはネットゲームをやらせろ

こんにちは、ゆとりです。

今日はネットゲームと引きこもりに関して、

何が問題なのか?

どう改善したらいいのか?

むしろネットゲームをやらせるべき!

ネトゲにハマった引きこもりのその後

というようなことを書いていきたいと思います。

僕はネットゲームで人生変わりました

プロフィール


ゆとり
10年間の引きこもりを経て大学では心理学を学び、現在は金融関係の仕事をしている。
中学校の授業は一度も受けたことがないまま30年生きていますが、幸せな人生です。
可愛い娘が2人います。

引きこもり=人生詰み?

今から20年前、僕が引きこもり始めた時は、まだ"不登校"や"引きこもり"がそれほど世間には浸透しておらず、

祖父

学校に行かないやつは人間のクズだ!

と祖父に怒鳴られたり、

母親

なんで学校に行けないの?私の育て方が悪かったの?

と母に泣かれたりしていました。

いまはどうでしょうか?当時よりは比較的理解が進んでいると思うので、子供が引きこもりでもそれほど気にしないという人も多いでしょうか?

とりあえず私の経験からお伝えすると、

引きこもって学校に行かなかったからといって人生ダメになるわけではない

ということだけは間違いないです。

ネットゲームにハマるとなにがまずい?

今回は引きこもり問題に関連するネットゲームに焦点を当ててお話していきます。

ここで言うネットゲームはいわゆるスマホなどのソーシャルゲームとは別のもので、パソコンやPS4等(一部スマホも)で"他人とコミュニケーションを取りながら"遊ぶゲームを指します。

ネットゲームは、ハマってしまうと一日中やり続けてしまい、現実での生活まで疎かにするようになってしまうなど、

ネットゲーム依存というものも一時問題になりました。

  • ゲームをすることで勉強などの時間が減る
  • 睡眠不足になりがち
  • 現実でのコミュニケーションが苦手になる

などなど、心配することは沢山あるかもしれません。

私自身も約6年間、ネットゲームにハマって一日15時間はプレイしていました。

近年では引きこもりやネットゲームに関連した事件も目立っていて、家族は心配することも多いかもしれませんね。

本当にネットゲームが悪いのか?

僕が引きこもっていたのは、7歳から18歳の間でした。

その間、ネットゲームにハマっていたのは12歳から18歳の時期です。

とりあえず、ネットゲーム→引きこもりという因果関係はここにはありません

ただし、ネットゲームにハマることにより、引きこもりから抜け出しにくくなる可能性はあるかもしれません。楽しいですからね、ネットゲームは。

ただし、それはどんな趣味でも同じではないでしょうか?

僕自身引きこもっていて、その生活の中での楽しみがネットゲームだけだった、という感じでした。

ネットゲームが無かったらどうなっていたかはわかりませんが、アニメでも見てたんでしょうかね。

いずれにしても、本人の認識として

現実の楽しみ<引きこもり生活

になっていれば、ネットゲームだろうがなんだろうが、脱引きこもりの妨げになるでしょう。

むしろ、現実での生活がより楽しいものだと思えるようにならなければ何のせいにしても意味がないと思います。

ネットゲームは脱引きこもりのきっかけになりうる

さて、そんな引きこもり生活から今の生活に至るきっかけはなんだったのかというと、

ネットゲームの友人からの言葉

だったんです。

一度ではなく、2段階あったのですが…

1度目は中学3年生の時

学校に行かなくても良い、通信制という選択肢があるよ

と、当時仲の良かったネットゲーム仲間に教えてもらったのです。全く知識がなく、中学を卒業したらどうするのか?ということすら考えていなかった僕にとって、その友人は間違いなく人生を変えてくれた1人です。

通信制に通うことで、まだ半分引きこもりではありつつも、高校生になれたのでした。

2度目は、高校3年生の時。

またしても将来のことを何にも考えていなかった僕は、当時一緒に遊んでいた大学生のネットゲーム仲間にこう言われたのです。

将来、やりたいことができた時に後悔したくないなら大学は行け。やる気があるなら俺が勉強を教えるから。

実際にその方は、勉強の仕方を教えてくれて、たびたび勉強を見てくれて、予備校のアドバイスもしてくれました。

10代の頃の友達の言葉って、親の言葉より受け入れやすいんですよね。

本当に今思い返しても、何か得することがあるわけでもないのに、よく僕なんかのために時間を割いてそこまでしてくれたのかわかりません。

でも、ネットゲームの繋がりでも、こんなふうに人生を変える出会いもあるものです。

そこから一年予備校に通い、都内のそこそこの大学に入ることができ、一人暮らしもして、就職もして、今は結婚をして二児の父をやっています。

引きこもりのその後

今では立派に?社会人をやりつつ、家族もできて幸せに暮らしています。

隠しているわけでもないので、何かのタイミングで「僕小中高、行ってないんです」と話をすると「全然そうは見えない!」と言ってくださる方が多いです。

学校に行かなかった分、ネットゲームの友人と交流をしていたから、あまりハンデにならなかったのかもしれませんね。

まとめ。

というわけで、ネットゲームには悪影響ばかりではなく、むしろ上手に使えば良い影響があることを知っていただけたらと思います。

子供がネットゲームにハマって困っている、という親御さんはむしろチャンスだと思って見守ってあげてください。

とはいえ、ネットゲームはある意味、仮想空間での大事な「居場所」です。

現実で、学校や友人関係に居場所を見つけられず、ひきこもって家庭内にも居場所を見つけられない子供が、もしネットゲームの中にでも安心できる居場所を見つけられたならまだ良かったと思いませんか?

もちろん、親が安心できる居場所になってあげるのが一番ですが、それが難しい状況や年齢というのもあるでしょう。

理解してあげつつ、そこを侵害することのないように気をつけるのが一番大事だと思います。

友達と遊んでいる時に親が入ってきたら嫌ですよね?

また、今のネットゲームは親世代でも楽しめるものが多く、実際に(あまり明かすこともないですが)40代〜60代の方も遊んでいるネットゲームもあります。

ぜひ一度、どんなものなのか実際に体験してみてはいかがでしょうか?

子供と一緒に遊ぶということでなくても、話題が共有できる、同じ趣味を理解できる、というだけでかなり状況が進展すると思います。

光のお父さんという、ネットゲームを通じて親子の絆を取り戻す、というストーリーの映画があります。

これも実は実際にあるゲームで、実話を元にした映画です。

引きこもりではないですが、ネットゲームの人間関係や、良い側面を教えてくれる素晴らしい作品です。(そういったこと抜きにしても、非常に面白いと思います。)

ネットゲームについて何か気になることが少しでもあれば、是非見てみてほしいと思います。

 

もちろん、顔の見えないネットのつながりは、怖いことも多いです。

でもそれは、学校や会社で陰湿ないじめがあったりすることと、同じくらいのリスクだと思います。

怖がらずにうまく付き合ってみてはいかがでしょうか。

  • この記事を書いた人

yutori

ガチひきこもり歴11年→接客業→保険営業→FP。 本業は二児の父。ひきこもっていても別に人生なんとかなった。

-ひきこもり

© 2024 ゆとりカフェ Powered by AFFINGER5