こんにちは、ゆとりです。
引きこもりで将来が不安、という方(本人・親御さん)へのQ&Aです。
めっちゃざっくりとしていますが、元引きこもりからの回答です。
引きこもりでも生きていける?
A: 昔より全然余裕で生きていけると思います!
こういう質問が少なくなってきたぐらいにひきこもり・不登校は世間に認知されているといいますか、許されている気がします。
当事者にとっては、それでもまだ深刻なのかな、特に親の立場からするとめちゃめちゃ心配ですよね。自分が現役の間はいいけど、年を取ってから子供は大丈夫なんだろうか?ちゃんと生きていけるんだろうか?と、自分の子供を見ていても心配になります。
元当事者であり、現在普通に外に出て生活している人間からの回答をさせていただくと…
まず、「生きていくことは難しくない」と思います。
なぜなら、選択肢がかなり広がっているからです。
それに加えて、ひきこもりがデメリットにならずメリットになる可能性すらあります。
昔は、「普通に学校に行っている人」はちゃんとした仕事、いい仕事につける。
「ひきこもり」はちゃんとした仕事につけないし、
つけたとしてもあまりいいとは言えない仕事。
というイメージでした。「ひきこもりだからしょうがないよね…」って言われる奴です。
でも時代が変わって、サービス業や営業職などの人に接することが必須な仕事から、プログラミングなどの技術職、特殊なところではユーチューバー・インフルエンサー等、クリエイティブな仕事がより重要とされる時代になってきました。
普通の仕事をするのだって、今はテレワークが普及していて、
ハードルがかなり下がっています。
もちろん、クリエイティブな仕事もコミュニケーション能力が不要というわけではありません。
ただし、コミュニケーション能力を活かす方法がいままでとは異なるため、ひきこもりだからダメということにはならないということです。
次の3つのコミュニケーション能力のうち、ひとつでも獲得できれば問題なく生きていけます。
仕事に必要なコミュニケーション力とは
仕事において必要とされるコミュニケーション能力はいくつか種類があります。
- 人間関係を円滑にするための能力
- 業務を遂行するための意思疎通能力
- 自分自身を安定させるための人間関係構築能力
1個めと3個めは似ているのですが、「周りのため」と「自分のため」ということで違うというふうに考えてもらえればよいと思います。
それぞれについて考えていきたいと思います。
人間関係を円滑にするコミュ力
このなかで普通の人が社会で生きていくために主に使っているのは1つめの「人間関係を円滑にするためのコミュ力」です。
とりあえずまわりと仲良くして、嫌ったり嫌われたりしなければ生きていけます。仕事も無難にこなして、成果はそれほど出さなくてもクビにはならず、大事件でも起きなければ普通に暮らしていけるだろう、ということです。
人間関係で悩んでしまって引きこもりになってしまうタイプの人は、これがうまくいっていないというケースが少なくないと思います。
だからといって、その人自身の能力がないということにはなりません。
人間関係に気を配らず、いわゆる「空気を読まない」人のなかにもすごい能力があるという人はたくさんいます。(それはそれである意味コミュ力が高いのかもしれません)
あれば楽に生きていけるけど、なくても大丈夫ですよ、というコミュ力です。
業務を遂行するための意思疎通能力
仕事で本来求められるのはこちらのコミュ力です。
お客様とお話をしていて、
×「機嫌を取る」
のではなく
〇「お客様の問題を解決する」
という仕事をする際に必要な能力です。
論理的な思考力ともいえると思います。
小さいころからひきこもりになってしまう人は、この論理的な思考力が高いのではないかと思っています。
「正論を言って相手の機嫌を損ねてしまう」
「正義感が強い」
「周りが低レベルに思えてしまう」
こんなひとは、社会に出てから「仕事をする」場合にはとても優秀なのですが、学生時代にこの能力を発揮すると、場合によっては「うざってーやつ」と思われてしまうんですね。
学力には問題ない(引きこもり期間が長引くとついていけなくなりますが、しっかりとした考え方・会話ができる)のであれば、
いっそのこと本人の希望にまかせてやりたいことを学ばせたり、将来について一緒に考えて、まず目標を決めることでひきこもりでも問題ない将来設計ができるかもしれません。
ただし、学力に問題があったり、会話もなかなか苦手で意思疎通が難しい…という場合は、専門的な機関で現状について相談してみる等、対策していくことをおすすめしたいです。
学習障害、ADHD、アスペルガー症候群などなど、本人の努力や性格の問題ではなく、医学的な問題であれば専門的な対処が必要になるためです。
自分自身を安定させるための人間関係構築能力
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、人のために空気を読んだり我慢したりするという消極的な方法ではなく、自分の居心地のいいように人間関係・環境を整えるための能力です。
仲良くなりたい人と仲良くする。嫌いな人とは付き合わない。
一人でいることが居心地がいいなら、一人でいる。
他人との付き合い方というか、自分との付き合い方といったほうが適切かもしれません。
これ、大人にとっても大事な能力ですよね。
もし引きこもりで、他人とかかわるのが苦手という人がいたとしても、今はインターネットの発達によって、「世界中から、自分が居心地のいいコミュニティを選ぶことができる」ようになりました。
学校の友達とはなかなか仲良くなれないという人でも、インターネット上で知り合った趣味の合う友人や、同じ志を持った人たちとつながることができるようになったんです。
そういったつながりを持つことによってひきこもりでも世界とつながることができて、場合によっては仕事を見つけて、普通に生きていくことができるようになりました。
いじめや、病気などが原因で引きこもらざるを得なかった人もいるかとは思います。
そうではなく、自分の意思でひきこもることを選んだ人は、素質があると思ってください。
自分で選んだ環境で、自分のしたいことを見つけることができれば、ひきこもりが、ひきこもりではない人よりも幸せになることだって普通にありえるんです。
さいごに
ひきこもりの原因や、現在の状況はひとそれぞれです。
これに当てはまらない人も大勢いると思いますが、
私のように明確な理由がなくひきこもりを始めてしまい、
小中高をひきこもってしまった…というような人でも、
今の時代はやることをやれば普通に生きていける時代です、
引きこもりが全員ゲームやパソコンが好きというわけではないんですが、僕のようにパソコンをずっといじっているのが好き…というタイプの人は、プログラミングの勉強なんかをしてみるのはいかがでしょうか?
2番目の意思疎通能力(論理的な思考力)を持ち合わせていれば、
基本的にはプログラミングだけで食べていけます。
いまはプログラミングを学ぶ環境も専門学校に行かなくてもインターネットでたくさんあります。
検索して一番最初に見つけたのが以下のサイト。(無料で体験もできそう)
https://prog-8.com/
(僕自身は利用しておらず、広告等でもないため責任はもてませんが)
僕がもう一度人生をやり直せるなら、
またひきこもって、プログラミングをがっつり勉強して、
IT関係の会社で働きたいな~って思ってます。笑
というわけで、引きこもりでも全然生きていけますよ。
というお話でした。(やりたいことのためには、必要な勉強はしましょう!)
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